こんにちは、所長の佐藤です。
本日は「依頼人ラブホテルに降臨」というテーマです。
これまでに幾千もの浮気調査をしている僕ですが、時々予測不能の出来事に見舞われます。
この調査は、依頼人は妻、夫の浮気調査を依頼した話です。
既に勤務先のパートさんと浮気(不倫)している事実は明白だった。
妻は、こっそり携帯のメール内容を盗み見て、多数写真に抑えていた。
メールの文面から、不倫カップルは交際期間半年程経過したところで、一番盛り上がっている時期だというのが良くわかる。
妻は、離婚する気は全くないと言い切り、相手女性にも慰謝料等は望まず早く夫と別れてく
れればそれで良いと、相談を聞いている僕からしても非常に物わかりの良い女性に見えた。
僕は、離婚や慰謝料を考えていないのなら、2人が会いそうな2日~3日程の調査で事実を見極めて、ご主人か相手女性に別れるよう促したらどうかと提案し調査契約となった。
ご主人と相手女性が共に休みとされる土曜日を調査日として、調査を進めていくと2人は調査初日・2日目は、ショッピングモールでそれぞれの車で待ち合わせすると、相手女性は夫の車両に乗り込み動き出すものの、ファミレスで食事して、少しドライブして終わりでした。
この調査期間中に当然随時奥さんに報告をしていましたが、「そうですか、宜しくお願いします」と極めて普通だった。
しかし、調査3日目に問題は起こったのだ。
調査3日目も2人はいつものようにショッピングモールでそれぞれの車で待ち合わせすると、相手女性は夫の車両に乗り込み動き出す。
いつもと違うのはファミレスへは行かず、某高速IC方面に走行していく。
この先はラブホテルの密集地帯であり、追跡をしている僕も今日はラブホ行きだなとボルテージも上がる。
案の定、2人はコンビニで弁当やドリンクを購入し昼間からラブホテルへ入る。
2人のラブホテル屋内に入る撮影も無事完了し、夫の車及びホテル出入口が見渡せる敷地内のベストポジションである駐車場に車を駐車しほっと一息。
調査員の一人にダミーでホテルに入室してもらい、僕は車内にて長い張り込みにひとり備える。このホテルの案内板を見るとフリータイムがめちゃくちゃ長いが、相手女性も夫や子供が
いるので夕方早々に出るだろうと予測しながら、接触後からの状況を依頼人である妻に報告をした。
この時も、「そうですか、宜しくお願いします」という程度だったので、後は出る姿を綺麗に良いアングルで撮れれば終了だと気合を入れ、頭の中でシュミレーションする。
それから、1時間、2時間動きは全くない。
3時間を経過して夕方帰るならそろそろだなと思っていると、ホテル敷地内に見覚えのある車が現れる。
あっ、奥さんの車だ!と即座に気付いた。(相談時に事務所へ来訪した際に見ている)
あれ、ホテル名は言ってないぞ?何故ここがわかったんだ?捜しまわったのか?と頭の中で?が一杯になる。
え~、修羅場は勘弁だよ~と車の中で一人で嘆く。
ところが、奥さんは駐車場内に車を止めると車内から奥さんと、奥さんよりやや年上のダンディな御仁が現れホテル内に入って行くという衝撃な光景を見てしまった・・・
てっきり、気持ちの制御が出来ずにホテルに乗り込んできたと思ったら奥さん(依頼人)も不倫かよ
おいおい、不倫している旦那と同じホテルに入るとはなんと間抜けなんだ。
僕は変な興奮を覚えたが、深呼吸し出てくるときに2人のカップルが鉢合わせしないように願い張り込みを続けたのだった。
結果的に、先に入ったご主人カップルよりも奥さんカップルの方が早く出て行ったので鉢合わせすることは無かった。
これは、3年ぐらい前の事ですが衝撃的で今でも忘れられません。
そりゃあ、自分も不倫しているのだから、浮気している夫や相手女性にも慰謝料請求しないと寛容だったんだなぁ。